週明けの日経平均が大幅続伸。
終値は前週末比219円高の2万1822円で、昨年12月5日以来、約3カ月ぶりの水準まで回復してきた。米中貿易摩擦の懸念後退と前週末の米株高が後押しし、寄り付きから200円を超える上げ幅でスタートした。
その後も中国株の上昇を受けて中頃には一段高へ。円安も追い風となり、にわかに2万2000円台回復が現実味を帯びてきている。
日経平均も昨年10~12月急落分の半年戻し(2万1698円)をクリアした。
明日(5日)の東京株式市場は、米中貿易交渉進展期待や外国為替市場での円安・ドル高進行を手掛かりに、引き続き買い優勢の推移となりそうだ。
チャート面でも、先高期待を示す状態となっており、投資家マインドは改善をみせていると思う。
■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
22681.82 ボリンジャー:+3σ(13週)
22243.82 ボリンジャー:+3σ(25日)
22125.67 均衡表雲上限(週足)
22102.34 均衡表雲下限(週足)
22048.67 200日移動平均線
22038.90 ボリンジャー:+2σ(13週)
21861.45 ボリンジャー:+2σ(25日)
21822.04 ★日経平均株価4日終値
21698.33 均衡表基準線(週足)
21650.76 26週移動平均線
21587.89 均衡表転換線(日足)
21557.34 6日移動平均線
21479.08 ボリンジャー:+1σ(25日)
21395.97 ボリンジャー:+1σ(13週)
21385.16 新値三本足陰転値
21125.35 75日移動平均線
21096.70 25日移動平均線
21087.85 均衡表基準線(日足)
20890.60 均衡表転換線(週足)
日経平均は後場一段高となり、終値で2万1800円台に乗せた。26週線(2万1650円、4日時点)や、昨年10月高値から12月安値までの下げの半値戻しの2万1698円など、テクニカル面で抵抗となりそうな水準を難なく突破してきたことは特筆される。
当面は26週線より上を維持できるかが焦点となるが、上海総合も3000p台を回復するなど世界的に株高期待が高まっており、外部環境のフォローがあれば、早々に2万2000円台を回復しても不思議ではないだろう。
ドル円も足元の円安進行で26週線を明確に上に抜けており、昨年12月3日の戻り高値2万2698円辺りまではノンストップで上昇が続く可能性もあると考える。
RSI(9日ベース)は67.85%から73.67%へ小幅上昇したものの、過熱圏入りの目安とされる80%圏を下回って推移しており、今後の上値余地を窺わせている。
【株式分割】
(4日大引け後 発表分)
■MSOL<7033>
3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
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