日経平均は序盤から大幅安となり、終日さえない展開となった。
ムニューシン米財務長官の発言が株安の直接的な引き金を引いた格好とはなっているが、弱材料に敏感になっており、もう少し不安定な地合いが続きそうな印象。
日経平均は、終値ベースでは8月21日以来の2万2300円を下回っている。9月の直近安値水準でのボトム形成が意識されているものの、終値ベースでは8月安値が意識されやすいところである
明日16日の東京株式市場は、不安定な相場展開か。
円高警戒が続くとともに、19年3月期上期決算を控えるなか、為替動向次第では円安による業績拡大期待が弱まる可能性がある。
海外株式動向も注視されるが、「ボラティリティ(価格変動率)が下がらないうちは、しばらく売りが続くだろう」との声も出ている。
9月消費者物価指数など中国の経済指標、引け後には9月の訪日外客数の発表が予定されている。世界株安が意識される局面であるため、特に中国指標に関しては神経質な反応を示す可能性がある。
チャート上では、200日移動平均線(2万2504円)ならびに日経平均先物ミニ・オプション10月限のSQ(特別清算指数)値2万2313円をあっさり割り込み、新たな上値抵抗線として意識されやすい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(15日現在)
23310.49 均衡表基準線(日足)
23250.61 均衡表転換線(週足)
23216.65 ボリンジャー:+1σ(26週)
23052.66 6日移動平均線
22955.51 均衡表基準線(週足)
22878.05 13週移動平均線
22726.51 75日移動平均線
22696.82 26週移動平均線
22680.78 ボリンジャー:-1σ(25日)
22592.02 均衡表雲上限(日足)
22504.85 200日移動平均線
22271.30 ★日経平均株価15日終値
22254.46 ボリンジャー:-1σ(13週)
22247.56 均衡表雲下限(日足)
22176.99 ボリンジャー:-1σ(26週)
22009.51 ボリンジャー:-2σ(25日)
21831.59 均衡表雲上限(週足)
21657.16 ボリンジャー:-2σ(26週)
21636.98 均衡表雲下限(週足)
21630.87 ボリンジャー:-2σ(13週)
21338.24 ボリンジャー:-3σ(25日)
21137.33 ボリンジャー:-3σ(26週)
21007.27 ボリンジャー:-3σ(13週)
【信用規制・解除】
(15日大引け後 発表分)
○テラ <2191>
東証が16日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
