連休明けの市場は日経平均が大幅に4日続落。
先月18日以来、3週間ぶりの安値をつけて取引を終えた。
東京株式市場は急激な上昇に対する反動安の域を超えて一部でリスクオフの動きが強まっている。
米国の金利上昇に端を発した株売りの流れが、今年3度目の利下げ(預金準備率引き下げ)でも下げ止まらない中国株への警戒に発展し、新興国市場の不安再燃にまで広がっている。
8日のダウ平均は一時200ドル超下げたところからプラス圏まで戻しており、今晩の米国株が落ち着いていれば、明日は自律反発の買いも期待できよう。
テクニカルの節目でしっかり切り返してくれば、押し目買いも入りやすいだろう。
チャート上では、1週間で1000円も下げるなど短期調整を示唆するものが出始めている。まだ25日移動平均線(2万3343円、10/9)を割り込んではいないが、金利への耐性を確認するまでは2万3000円台半ばでの調整が続くかもしれない。
■上値・下値テクニカル・ポイント(9日現在)
24654.20 ボリンジャー:+2σ(25日)
24356.12 ボリンジャー:+3σ(26週)
24245.76 新値三本足陽転値
24201.43 ボリンジャー:+2σ(13週)
23998.87 ボリンジャー:+1σ(25日)
23976.01 6日移動平均線
23945.27 均衡表転換線(日足)
23811.55 ボリンジャー:+2σ(26週)
23585.94 ボリンジャー:+1σ(13週)
23469.39 ★日経平均株価9日終値
23343.54 25日移動平均線
23310.49 均衡表基準線(日足)
23266.99 ボリンジャー:+1σ(26週)
23149.70 均衡表転換線(週足)
22970.46 13週移動平均線
22955.51 均衡表基準線(週足)
22722.42 26週移動平均線
22710.87 75日移動平均線
22688.21 ボリンジャー:-1σ(25日)
22505.61 200日移動平均線
22492.20 均衡表雲上限(日足)
22354.98 ボリンジャー:-1σ(13週)
22247.56 均衡表雲下限(日足)
22177.86 ボリンジャー:-1σ(26週)
ローソク足は陰線を引いて5日線を下放れした。上昇局面だった9月18日高値と20日安値で形成する窓を埋め、25日線に接近して大引けを迎えた。
ボリンジャーバンドでは、日々線は9月10日以来およそ1カ月ぶりに終値が中心線を下回っており、明日10日以降は-1σ側に下落する可能性も意識されてこよう。
【自社株買い】
銘柄 (9日大引け後 発表分)
○京進 <4735> [東証2]
発行済み株式数(自社株を除く)の5.96%にあたる50万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。
買い付け期間は10月10日から19年10月9日まで。
○エコス <7520>
発行済み株式数の4.29%にあたる50万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は10月10日から19年10月9日まで。
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