明日に関しては、上値が抑えられた後だけに、外部環境の後押しがなければ、売りに押される地合いが想定される。
ただし、テクニカル面からは下はあってもせいぜい2万2500円までだろう。押し目があれば買いで臨みたい。
また、マザーズ指数はいち早く下げに転じ、JASDAQも下げに転じていたが、マザーズは足元では4営業日続伸で上値抵抗の25日線を突破していたこともあり、日経平均の2万3000円到達で、いったんは利食いに向かわせやすいところであろう。
ただし、下げに転じているとはいえ、下値の堅さは意識されてきており、マザーズ指数も25日線を支持線として意識されつつある。
9月のメジャーSQに向けた思惑も働きやすい。中小型株物色については、出遅れ感の強い銘柄の修正リバウンドのほか、強いトレンドを続けていた銘柄への利食い一巡後の再動意も意識されやすい。
引き続きバイオやEV、キャッシュレス関連のほか、ハイテク株の動向が注目される。
■上値・下値テクニカル・ポイント(28日現在)
23344.02 ボリンジャー:+2σ(26週)
23148.86 ボリンジャー:+3σ(25日)
23068.30 ボリンジャー:+2σ(13週)
22923.17 ボリンジャー:+2σ(25日)
22813.47 ★日経平均株価28日終値
22799.91 ボリンジャー:+1σ(26週)
22790.79 ボリンジャー:+1σ(13週)
22697.48 ボリンジャー:+1σ(25日)
22534.66 6日移動平均線
22513.28 13週移動平均線
22471.79 25日移動平均線
22466.63 75日移動平均線
22439.24 均衡表転換線(日足)
22429.05 均衡表基準線(日足)
22408.51 200日移動平均線
22276.46 均衡表雲上限(日足)
22256.67 均衡表雲下限(日足)
22255.79 26週移動平均線
22246.10 ボリンジャー:-1σ(25日)
22235.77 ボリンジャー:-1σ(13週)
22234.86 均衡表転換線(週足)
22158.27 均衡表雲上限(週足)
22020.41 ボリンジャー:-2σ(25日)
21958.25 ボリンジャー:-2σ(13週)
昨日に5日線が25日線を上回ったのに続いて、本日はともに上向きの25日線が75日線を上回るゴールデンクロスを示現し、強気相場入りを窺わせた。
ボリンジャーバンドでは、日々線が+2σを一時上回ったが、大引けまで維持できなかった。7月高値となった18日にはザラ場で一時+2σ超えを見た後で日経平均が下降しており、目先は+1σ付近までの反落が警戒される。
5月に2万3050円の高値をつけた後は、2万3000円近辺まで戻しても、微妙に直前の高値を抜けなかったが、きょうの高値23006円は、7月18日の戻り高値2万2949円を上回っている。
この点はポジティブで、仕切り直しで改めて上を試す動きとなれば、次は5月の高値を超える展開になると考える。
【東証2部に市場変更】
(28日大引け後 発表分)
●やまみ <2820> [JQ]
東証は9月19日付で東証2部に市場変更する。
【株式分割】
(28日大引け後 発表分)
●TDCソフト <4687>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
【信用規制・解除】
○アルメディオ <7859> [東証2]
東証と日証金が29日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
