[概況]
21日、東京外国為替市場の米ドル円は日銀金融政策会合を終え113円台半ば付近を推移している。
米国時間では米税制改正改革案が下院で可決したとの報道が伝わったが、米ドル円の反応は限定的であった。
本日、東京時間では日銀の金融政策決定会合において現状維持が発表された。市場予想通りであったが米ドル円は113.460円付近まで上昇。
その後、日銀黒田総裁の記者会見により国内景気について、「着実な経済の回復が2018年も続いていく」と強調し、物価上昇率について、安定的に2%を超えるまで、現行の大規模な金融緩和策を継続する方針と述べた。
同会見後、米ドル円は一時113.625円まで上昇し、本日高値を更新した。
この後は第3四半期 米GDP【確報】(予想:年率/前期比3.3% 前回:年率/前期比3.3%)など米経済指標発表が予定されている。
テクニカル的には米ドル円は一目均衡表先行スパン1(雲の上限)113.400円付近を推移しており、このラインを抜け切れるか注目したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
