日銀結果を無難に消化できるか

 
18日は先物主導で日経平均株価は大幅高に買われた。引け際一段高で1000円あまりの上昇をみせ、一気に3万9000円台後半まで駆け上がった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ、東エレク、アドテスト、SBG、レーザーテク。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約468円。
 
利上げ間違いなしというアク抜け感から一気に買い戻される展開となった。これで目先の底打ちが確認でき、日経平均は25日移動平均線(3万8932円)にサポートされる上昇基調にあることも認知された。マイナス金利解除は長きに及ぶデフレに終止符を打つ大きなシグナルになる。株式市場にとっても今回の利上げは必ずしもマイナスにはならない前進を表すものとなるだろう
 
日銀会合の結果はあす19日に発表されるが、政策変更に関しては完全に織り込みが進んだ。引け後には植田総裁の会見が控えており、水曜20日は休場で、米国では19~20日の日程でFOMCが開催される。先んじて大きく上昇した分、発表直後の反応は売りとなるかもしれない。ただ、仮に500円安となってもきょうの上げ幅の半分程度で、かなりの貯金を作った。きょうの終値は3万9740円。日銀結果を無難に消化できるようなら、あっさり4万0000円台を回復しても不思議はないだろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(18日現在)
 
43770.21  ボリンジャー:+3σ(13週)
43510.86  ボリンジャー:+3σ(26週)
41560.20  ボリンジャー:+2σ(13週)
41301.08  ボリンジャー:+3σ(25日)
40595.05  ボリンジャー:+2σ(26週)
40511.62  ボリンジャー:+2σ(25日)
39910.82  新値三本足陽転値
 
39740.44  ★日経平均株価18日終値
 
39722.16  ボリンジャー:+1σ(25日)
39371.75  均衡表転換線(日足)
39350.19  ボリンジャー:+1σ(13週)
38932.71  25日移動平均線
38928.24  6日移動平均線
38339.16  均衡表基準線(日足)
38143.25  ボリンジャー:-1σ(25日)
38079.85  均衡表転換線(週足)
37679.24  ボリンジャー:+1σ(26週)
37353.80  ボリンジャー:-2σ(25日)
37140.17  13週移動平均線
36564.34  ボリンジャー:-3σ(25日)
35916.15  75日移動平均線
35584.81  均衡表雲上限(日足)
35479.89  均衡表基準線(週足)
34930.16  ボリンジャー:-1σ(13週)
34763.43  26週移動平均線
 
 
4万円に迫る39769.11円まで買い進まれ、終値は1032.80円高。先週末の25日移動平均線割れから25日線を一気に上放れるとともに、上向きに転じた5日線が25日線を下から上に抜いて短期ゴールデンクロス(GC)を示現して買い圧力の回復を窺わせた。TOPIXは5日線が上向きに転じるとともにパラボリックが陽転しており、急速な地合いの好転を裏付ける形となった。
 

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