日経平均2万円台回復へ

「日経平均2万円台回復へ」
 
週末の日経平均は午後1時過ぎに19933円まで上昇。
大引けは前日比102円高の19909円。
13日の19865円を上回っての高値。
週間の高値で週足は大陽線。
売買代金が2兆8900億円と、7月31日の2兆9000億円以来の水準
3連休前の買い控えなど見られず、3連休後の高値に期待した格好だった。
FOMCが19~20日。
日本では21日の早朝から相場に反映されることになる。
この21日がイスラムのヒジュラ歴の新年。
過去10年間、イスラムの新年以降の10日間は株高のアノマリーが該当してこようか。
9月中間期末の中間配当取りの買いが入りやすいこと。
その翌週に発生する年金資金などのTOPIXの配当再投資。
「これらの先回りに期待」という声まで聞こえる。
瞬間下抜けた200日線(19443円)を再度上抜け。
25日線(19547円)、75日線(19868円)もほぼクリア。
25日線が右肩上がりになっていくトレンドは好感されよう。
メジャーSQ値(19278円)に対しては当日を含め5勝1敗。
SQ後高ければ月末まで高いというアノマリーが久々に該当しそうな月となってきた。
週末の225先物大証夜間取引終値は日中比60円高の19850円。
週明けのシカゴ225先物円建て終値は大証日中比200円高の19990円。
高値は20005円と2万円台を見る場面もあった。
逆ざや分130円程度を加味すれば現物は20120円レベルということになる。
為替ヘッジ付きの日本株ETFであるウィズダムツリー・ジャパン・ヘッジドが続伸し年初来高値を更新した。
売買高は401万株で25日移動平均(234万株)の2倍に膨らんだ。
「安倍晋三首相は臨時国会の冒頭で解散の方向」の報道を好感したとの解釈。
90年以降の衆議院解散前後の日経平均株価の値動きの調査。
「解散の5日前から15日後にかけて平均的には3.6%ほど値上がり」したというのが過去の歴史。
週末段階で25日移動平均からのかい離はプラス1.9%。
空売り比率は38.2%。
225採用銘柄のPERは14.06倍。
EPSは1416.04円と8月25日の1416,80円に迫った。
PER15倍で21241円。
25日線から4%かい離で20328円。
ザラバでは8月8日、終値では8月7日以来の日経平均2万円。
夢は膨らむヒジュラ暦の年末ということになろうか。
NYのように後場失速というのは勘弁して欲しいところ。

(兜町カタリスト櫻井)

株ちゃんofficial xはこちら!
目次