日経平均株価は2万3000円に迫る展開も

12月1日の東京株式市場は続伸後、日経平均株価は2万3000円をうかがう展開を予想する。
11月9日に高値圏で乱高下があった後の戻り高値が2万2757円(11/17)で、この水準を抜いてくれば、テクニカル的には、再び今年の高値2万3382円を目指すとの見方が強まるだろう。
日経平均株価の予想レンジは、2万2700円-2万3000円を想定する。
現地11月30日の米国株式は、NYダウが3日連続で史上最高値を更新したほか、ナスダック総合指数も反発。米国株式との連動性が高いハイテク株を中心に、幅広い銘柄が物色されそう。
また、日経平均株価は昨年の7月から今年11月まで、当月の第1営業日が17カ月連続で高いことから、こうした月初高アノマリーも意識されそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の半ばと円安に振れている。
30日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所終値比115円高の2万2875円だった。
 
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り450万株、買い570万株で、差し引き120万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額は売り越し。売りセクターに、建設、機械、化学、小売、電機など。買いセクターに、情報通信、薬品、銀行、証券、サービス、保険、電機、機械、REITなど。
 
【好材料銘柄】
■日本アジアグループ <3751>
株主優待制度を新設。毎年3月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に、保有株数と継続保有期間に応じて1000円~5000円分のAmazonギフト券を贈呈する。
 
■ジェイ・エス・ビー <3480>
前期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■シャープ <6753>
東証がシャープを12月7日付で市場1部に指定替えする。
 
■アドバンテッジリスクマネジメント <8769>
東証がARMを12月7日付で市場1部に指定替えする。
 
■トリケミカル研究所 <4369>
2-10月期(3Q累計)経常が90%増益で着地・8-10月期も2.6倍増益。
 
■ネットマーケティング <6175>
東証本則への市場変更を目指し、20万株の立会外分売を実施。
 
■ディジタルメディアプロフェッショナル <3652>
インテルFPGAを使用したAI(人工知能)/ディープラーニング(深層学習)技術でマクニカ アルティマカンパニー、モルフォ <3653>と提携開始。第一弾として、インテルFPGAベースのディープラーニング推論環境を同社がパッケージングしたプラットフォームを、17年度中にマクニカが販売開始する予定。
 
■モルフォ <3653>]
ディジタルメディアプロフェッショナル <3652>、マクニカ アルティマカンパニーと、インテルFPGAを使用したAI(人工知能)/ディープラーニング(深層学習)技術で提携開始。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
1(金)
10月失業率・有効求人倍率(8:30)
10月家計調査(8:30)
10月消費者物価(8:30)
7-9月期法人企業統計(8:50)
11月軽自動車新車販売台数(14:00)
11月新車販売台数(14:00)
《決算発表》
伊藤園、新都HD、ロックフィール、キタック、ゼネパッカー、ピープル
 
【海外】
中国財新11月製造業PMI(10:45)
米11月ISM製造業景況指数(11/2 0:00)
米10月建設支出(11/2 0:00)
米11月新車販売台数

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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