日経平均株価は後場寄りプラス転換

【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は前営業日比20円高前後とプラス転換した。
手掛かり材料難で、米雇用統計発表も控えているため様子見姿勢が強く、動意薄となっている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はいずれも前日終値を挟み小動き。
 
米シカゴ市場の時間外取引で米株価指数先物が底堅く推移していることを受け、後場は上昇して始まった。ただ、戻った場面で個人投資家が利益確定売りを出し、すぐ下げに転じる場面もあった。
外国為替市場では、1ドル=107円80銭台の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
 
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約260億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で8622億円、売買高5億3982万株だった。
 
個別では、ソフトバンクG、ファーストリテがさえない。楽天や古河電、NEC、日本通信、資生堂が安い。日野自やヤマハも売られている。
一方、東エレク、ファナックがしっかり。ソニーが強含み、任天堂、トヨタは小幅高。清水建、長谷工、7&iHD、ユニーファミマが値を上げている。
 
世界的な利下げ機運の高まりは円高圧力につながりやすい。
今回の雇用統計に対する債券、為替市場の反応はしっかり見極めたいところだろう。
日本株全体として方向感がつかみにくいなか、国内の大型イベントや都市再開発が追い風となるイベント関連株の良好な業績モメンタムが期待できる銘柄を個別物色する動きがでている。
 

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