日経平均株価は前場終値近辺でもみ合い

【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比324円29銭安の2万1599円43銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、25.73ポイント安の1574.11で始まった。
後場は日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに底ばい。前場に下落した輸出関連株を中心に売りが続いている。
 
外国為替市場では、1ドル=110円近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて安い。
 
個別では、トヨタが下げ、コマツは大幅安。キーエンス、ファナックが安く、東エレク、信越化は下押し。花王の売りが厚く、資生堂は下げがきつい。NTT、KDDIは甘く、三菱UFJ、三井住友も値下がりしている。
半面、ZOZOが大幅高で推移し、ファーストリテ、楽天は買われている。
 
日経平均の日足チャートを見ると、本日は窓を開けて大きく下落し、2万1800円台に位置する25日移動平均線や200日移動平均線を割り込んだ。米中とも通商協議を継続する姿勢を見せており、9-10日には中国の劉鶴副首相が訪米する。
しかし、金融市場では合意への楽観論が大きく後退し、関税引き上げも視野に入れリスク回避ムードが広がっている。積極的な買いは入りづらいところだろう。
 
外部環境への警戒感が再燃するなか、本日13時10分に発表されるトヨタ自の決算が日本企業全体の動向を探るうえでも注目される。2019年3月期営業利益は会社計画が前の期比横ばいなのに対し、市場コンセンサスでは5%前後の増益が見込まれており、20年3月期についても営業増益が続くとの予想になっている。
 
 ランチバスケットは24件、281.38億円、売り買いほぼ同金額。
 

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