【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比158円72銭高の2万1805円27銭で始まった。
前場終値と比較して若干伸び悩んでいる。
東証株価指数(TOPIX)は、4.32ポイント高の1633.28で始まった。
外国為替市場では、1ドル=113円20銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
先週末の米株安の流れを受けて売り先行とみていたが、予想外の強い値動きをみせている。2025年の万博誘致を受けて、関連銘柄が軒並み物色されていることも、日経平均の押し上げ役となっているようである。また、足元で期待感が後退していたブラックフライデーでの好調が伝えられており、米年末商戦への期待感なども押し目買いに向かわせたようである。
日経平均は5日線を突破し25日線を捉えてきている。この抵抗線突破は祝日明けの米国市場の動向次第といったところであり、後場はこう着感が強まりやすいところ。
米中首脳会談を控えて積極的には手掛けづらいが、いったんポジションを圧縮する動きから、売り方の買い戻しも意識されやすいところである。
個別では、任天堂が上伸し、ファーストリテ、ソフトバンクG、NTTは買い優勢。ユニー・ファミマが大幅高となり、7&iHD、資生堂、花王は底堅い。三井不、菱地所、上組は値を上げ、大林組も買われている。ソニー、SUMCOが堅調で、日産自はしっかり。
半面、三菱UFJ、みずほFGが甘い。トヨタ、キーエンスがさえない。武田が値を下げ、JTは軟化している。
