【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比323円52銭安の2万2298円86銭で始まった。日経平均株価は前日比310円安前後と前場終値と比較して下げ幅を急速に広げている。
東証株価指数(TOPIX)は、19.22ポイント安の1771.75で始まった。
外国為替市場では、1ドル=112円30銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は、総じて軟調。
個別では、三菱UFJ、三井住友の大手銀行株や、野村、東京海上が軟調になっている。ソフトバンクGが売られ、ファーストリテは下げがきつい。武田、JT、戸鋼、住友鉱、三井物は値を下げている。日本紙は急落。トヨタ、ホンダの自動車株や、ソニー、ファナック、村田製も下落している。
半面、SUMCOが底堅く、三菱重は小幅続伸。任天堂が小高く、ディーエヌエー、アサヒも上昇している。
日経平均は心理的な支持線として意識されていた25日線を割り込んできている。
メジャーSQを控えて短期筋の売り仕掛けが意識される。
後場は日銀のETF買い入れへの思惑が需給面での下支えになりやすいだろうが、戻りの鈍さが意識される局面においては、一段の下げが警戒されやすい。
東証2部、マザーズ、JASDAQはプラス圏で推移している。短期筋の値幅取り狙いの資金が中心とはみられるが、中小型株への物色が活発のようだ。
ランチバスケットは28件、629.09億円。差し引き50億円の売り越しとの観測。
