【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比489円47銭高の2万0822円64銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、33.24ポイント高の1572.64で始まった。
為替の円安・ドル高進行を好感した買いが広がり、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに一段高。
外国為替市場では、1ドル=110円50銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
円相場が1ドル=110円台まで下落したこと、春節(旧正月)の連休明けの中国・上海総合指数が堅調だったことなどが支援材料となり、本日の日経平均は急反発している。
市場では「日本株は必要以上に売り込まれてきた」との声が多く聞かれる。ひとまず節目の2万0000円接近からの反発力が確認できたことはポジティブに捉えられる。
しかし、今週は米中で経済指標の発表が相次ぐため、世界経済の減速懸念が再び台頭してくる可能性がある。その他にも14日からの米中閣僚級協議、15日の米つなぎ予算失効期限など重要イベントが多く、連休明けの買いがどこまで続くかは慎重に見極める必要があるだろう。
個別では、ZOZOが急伸し、ファーストリテが大幅反発。ソフトバンクGが強含み、任天堂、三菱UFJは堅調。JTは高い。トヨタ、キーエンスが値を上げ、ファナックはしっかり。太陽誘電、昭和電工、東海カが急騰し、村田製、SUMCO、SMCは大幅高となっている。
半面、武田が値を下げ、資生堂、NTTは軟調。菱地所は安い。ソニーが売られ、オリンパスはさえない。JXTGは大幅安となっている。
ランチバスケットは7件、78.79億円、80億売り越し。
