日経平均株価は前場終値比でほぼ横ばい

【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比146円37銭安の2万0220円11銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、6.42ポイント安の1470.30で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はともに下げ渋っている。新型コロナウイルスの感染再拡大や米中対立の再燃懸念でマイナス圏での値動きが続いているが、値頃感からの押し目買いも入り始めている形だ。
 
外国為替市場では、1ドル=107円20銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
 
個別では、ソフトバンクGが安く、ファーストリテは軟調。トヨタが値を下げ、任天堂、キーエンス、ソニー、東エレク、レーザーテックは売られ、資生堂は大幅安水準でもみ合っている。
 
半面、NEC、SUMCOが高く。第一三共、塩野義は大幅高。三井住友、三菱UFJが底堅い
 
業種別騰落率を見ると全般軟調ななか、銀行株が上昇し、原油相場の上昇により関連セクターもしっかり。医薬品株の上昇は新型コロナへの懸念が再燃しつつあることを窺わせる。
ここまでの東証1部売買代金は前日と同じ1兆円ほど。新興市場ではマザーズ指数が3日続伸しており、やや上値は重いが中小型株の循環物色が続いている。
 
また、日本企業でもトヨタ自や資生堂など新型コロナの影響による苦戦が鮮明となってきた。足元で日経平均の予想1株当たり利益(EPS)は1100円割れまで減り、株価収益率(PER)は18倍台まで上昇してきた。
企業業績の落ち込みから回復にかけての局面では当然の動きと割り切る向きもあるが、上値の重しとして意識されているようだ。
 

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