【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比1197円59銭安の2万1484円49銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、92.07ポイント安の1731.67で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はともに安値圏で推移。米国株の急落に伴う世界同時株安の様相で、リスク資産を手放す動きが強まっている。
外国為替市場では、1ドル=108円70銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は、総じて安い。
個別では、任天堂、ソフトバンクG、ファーストリテ、三菱UFJ、野村、SBIが値を下げ、第一生命、本郵政が売られ、JT、花王、ソニー、ファナックは安い。トヨタ、日産自が下落し、三井物、JXTG、ブリヂストンはさえない。
半面、マルハニチロ、井村屋G、沖縄電、三菱自が買われ、日東工は堅調となっている。
日銀のETF買い入れへの思惑から下げ渋る動きが意識されそうだが、グローベックスではNYダウ先物が500ドル程度下げており、手掛けづらいところである。
日経平均は200日線が位置する20953円処に迫っている。週間形状では26週線を割り込み、52週線が位置する20700円近辺が視界に入ってきている。
急ピッチの下げに対する自律反発が意識されるものの、米国株からの資金流出が本格化する中、スタンスとしては下落基調の中で、自律反発のタイミングを探ることになりそうだ。
ランチバスケットは29件、714.40億円。差し引き10億円の売り越しとの観測。
