日経平均株価、上げ幅広げる

【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比173円84銭高の2万2775円61銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、15.21ポイント高の1724.41で始まった。
 
前週末の米国株高を受けて買いが優勢となった前場の流れを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はともに高値もみ合い。米中通商摩擦への懸念後退を背景に、輸出関連株を買う動きが目立つ。
 
外国為替市場では、1ドル=111円近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
 
個別では、任天堂が一段高。トヨタが堅調、スズキが切り返している。村田製、東エレク、ファナックが高い。ソフトバンクG、ファーストリテ、三菱UFJが強含み、スルガ銀は値を上げている。
半面、KDDI、NTTがさえない。エーザイが軟調。JTは弱含み。カシオが安値もみ合い。
 
日経平均は先週の地合いが継続し、8月8日以来の2万2800円を回復してきている。
また、マザーズ指数は1000Ptを回復した他、センチメント悪化の一因となっていたメルカリも小幅ながら上昇していることで、安心感につながっている。
また、サンバイオの上方修正を追い風に、そーせいや低位のバイオ関連へ物色が波及しており、これもセンチメントを明るくさせていると考えられる。
 
新興市場の中小型株への買い安心感が高まってくるようだと、市場のセンチメントは相当明るくさせるだろう。引き続き中小型のバイオ関連の他、キャッシュレス、サイバーセキュリティなどのテーマ株物色に期待したいところである。
 

 

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