日経平均、39円50銭高、米国株高支えに買いが先行

【寄り付き概況】

30日の日経平均株価は前週末比39円50銭高の2万2047円95銭で寄り付いた。
東証株価指数(TOPIX)は、0.11ポイント安の1770.94で始まった。
 
前週は週間で550円余り上昇し、週末には2万2000円台に乗せるなど際立った強さをみせる日経平均株価だが、きょうも前週末の欧米株高を受け買い優勢の展開。
前週末に米国株市場ではNYダウが33ドル高で過去最高値に再接近、ナスダック指数は144ポイント高と急伸で最高値を更新した。
 
為替は足もとやや円が対ドルで強含んでいるが、米国株市場では半導体関連のインテルやマイクロソフトなどが買われており、東京市場でも“米国発ハイテク買い”の流れが波及する可能性がある。また、企業の決算発表の本格化を背景に引き続き好業績期待の買いが下値を支えそうだ。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、16業種前後が高い。値上がり上位に鉱業、紙パルプ、石油、海運、証券など。値下がりで目立つのは鉄鋼、水産、その他製品、食料品など。
 
個別では、ソフトバンクG、ファーストリテも上げ、神戸鋼は堅調。日立の買いが厚く、ファナック、キーエンス、東エレクは高く、信越化、SUMCOもしっかり。
コマツは19.0億円とトップの買い注文(売りは17.0億円)を集めて特別買い気配を切り上げている。九電工も買いが売りを大幅に上回る注文が入っており、買い気配を切り上げてストップ高まで買い進まれる可能性がある。
そのほか、富士電機や王子HD、NSSOL、レンゴーも買い気配を切り上げている。
 
半面、任天堂が大量の売りに押され、トヨタ、ホンダ、三菱UFJ、三井住友が下落し、第一生命は小幅安。武田、JTが甘く、ヤフー、7&iHDは弱含み
リコーや山パン、トプコン、スミダコーポも売り気配を切り下げている。
 
 
先週IPOンのスキヤキは7.3億円とトップの売り注文(買いは5.9億円)を集めて特別売り気配を切り下げている。

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