日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比4円50銭高い3694円31銭だった。
前日の米国株市場で米中協議が難航するとの思惑からNYダウなど主要株指数が波乱含みの下げをみせたことを受け、東証一部銘柄にはリスク回避の売りが出た。ただ、海外景気の影響を受けにくい内需株が中心の新興市場銘柄に個人投資家の押し目買いが入り指数を押し上げた。多摩川HDやアエリア、エスエルディーが上昇した。
「IT(情報技術)などが中心の新興株は米中摩擦の動向に影響を受けづらいとみられ、投資余力が高まっている個人投資家が中小型株を物色する動きが続いている」とみていた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で307億円、売買高は3832万株。
値上がり銘柄数は223、値下がり銘柄数は351となった。
個別では、大井電気がストップ高。トライアイズ、イワブチ、KYCOMホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。アプライド、エスエルディー、システム ディ、昭和パックス、イマジニアなど20銘柄は年初来高値を更新。シライ電子工業、ミナトホールディングス、トミタ電機、環境管理センター、細谷火工が買われた。
一方、中京医薬品、テーオーホールディングスが年初来安値を更新。日本フォームサービス、リバーエレテック、協立電機、歯愛メディカル、アズジェントが売られた。
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