日経ジャスダック平均株価は小幅に9日続伸。終値は10円75銭高い3658円93銭だった。
新興企業市場の株価指数は高安まちまちで終わった。世界的に株価に底打ち感が出る中、材料株や出遅れ感のある銘柄などに買いが入ったが、利益確定売りも出て株価の重しになった。主力銘柄の一角には見直し買いが続いた。
ウエストHDやマクドナルド、東洋合成が買われた。半面、フェローテクやセプテニHD、3DMは下げた。
日本株全体の上昇により「個人の懐具合も少し良くなっている」とされ、短期運用の買いが値動きの軽い銘柄などに集まった。ただ、連日の上昇による過熱感もあったため、休日を前に手じまい売りも出て、全体としては騰落入り交じる方向感のはっきりしない一日だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で361億円、売買高は4953万株だった。
値上がり銘柄数は340、値下がり銘柄数は263となった。
個別では、リベルタがストップ高。WDI、鈴茂器工、研創、HSホールディングス、秩父鉄道など6銘柄は昨年来高値を更新。ジェイホールディングス、日宣、寺崎電気産業、アストマックス、出前館が買われた。
一方、第一建設工業、ハビックス、Nexus Bankが昨年来安値を更新。新都ホールディングス、ウルトラファブリックス・ホールディングス、テラ、アンビスホールディングス、暁飯島工業が売られた。
