日経ジャスダック平均は8日ぶり反落、当面の利益を確保する動き

日日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに反落した。終値は前日比11円39銭安い3812円11銭だった。
連日の上昇を受けた高値警戒感を背景に、当面の利益を確保する動きが強まった。ただ、売買代金は高水準を維持している。市場関係者は、「投資意欲が冷え込んだわけではなく、上昇相場の中での一服場面」と指摘していた。
きょうは3銘柄が新興市場に新規株式公開(IPO)し、個人投資家がIPO銘柄に資金を回すため既存銘柄に売りを出したとの声もある。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で904億円、売買高は1億3006万株だった。
値上がり銘柄数は293、値下がり銘柄数は375となった。

 個別では、大阪油化工業がストップ安。イーサポートリンク、医学生物学研究所、豊商事は年初来安値を更新。テーオーホールディングス、日本コンピュータ・ダイナミクス、テクノアルファ、スパンクリートコーポレーション、昭和真空が売られた。
 
一方、ケアサービスがストップ高。アルテ サロン ホールディングス、精養軒は一時ストップ高と値を飛ばした。マサル、きょくとう、アルバイトタイムス、夢の街創造委員会、YKTなど35銘柄は年初来高値を更新。オートウェーブ、ミズホメディー、ズーム、マークラインズ、シーシーエスが買われた。

ジャスダック市場にきょう新規上場したポエックは買い気配で売買が成立しないまま終えた。大引け時点の気配値は公募・売り出し価格(公開価格、750円)の2.3倍の1725円だった。同じくきょう上場の幸和製も買い気配のまま終えた。大引けの気配値は公開価格(3520円)の約2.3倍の8100円だった。

 

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