日経ジャスダック平均株価も7日続落した。7日続落は9月28日~10月6日(7日続落)以来となる。終値は前日比44円99銭(1.16%)安い3835円54銭と5月19日以来およそ6カ月半ぶりの安値となった。
ジャスダック平均は下落してスタートした。ただ、値ごろ感からの押し目買いが入り、寄り付き直後から下げ渋ると下げ幅を縮小する場面も見られた。しかし、日経平均に買い戻し一巡感が出て一転して売り優勢の展開となるとジャスダック平均も連れ安に。後場からは日経平均がもみ合い展開となる中、一段と下げ足を速め、終わってみると1.16%安と大幅続落でほぼ安値引けとなった。
ワークマンは11月の既存店売上高(速報値)での前年同月比の伸びが物足りないとの受け止めから、売りが出た。フェローテクも下落した。半面、マクドナルドや中京医薬は上昇した。
新型コロナウイルスのオミクロン株の影響は依然見通せず、「リスクを取りにくい環境でハイリスク・ハイリターンのマザーズ銘柄を買うのは難しい」という。今月下旬に新規株式公開(IPO)ラッシュが控え、需給悪化懸念があることも新興市場の重しとなっている。
ジャスダック市場の売買代金は概算で604億円、売買高は7802万株だった。
値上がり銘柄数は147、値下がり銘柄数は483となった。
2日にジャスダック市場に上場したのむら産業の終値は初値比138円(12.4%)安の975円で、安値引けとなった。
個別ではルーデン・ホールディングス、インターライフホールディングス、麻生フオームクリート、セーラー広告、nms ホールディングスなど110銘柄が年初来安値を更新。シーズメン、CSSホールディングス、アズジェント、ジェイテック、セレスポは値下がり率上位に売られた。
一方、アミタホールディングス、京極運輸商事がストップ高。地域新聞社、テリロジー、極東産機は一時ストップ高と値を飛ばした。新東、菊水電子工業など3銘柄は年初来高値を更新。テーオーホールディングス、リプロセル、日本電計、ティムコ、スリー・ディー・マトリックスが買われた。
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