日経ジャスダック平均株価は続落し、午前の終値は同8円95銭安の3779円46銭だった。
日経平均株価が上昇したため個人投資家の関心が主力株に向かい、新興企業型株への買いが手控えられた。米中貿易摩擦への警戒のほか、決算発表がピークを迎えていることもあり、積極的な売買は手控えられている状況である。中小型株は冴えない動きをみせている。
増益決算を発表した日特エンジなど好業績銘柄には買いが入ったものの、相場全体には広がらなかった。貸会議室大手のTKPが支援に名乗りをあげたと伝わった大塚家具は大幅高で始まった後、伸び悩んで終えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で237億円、売買高は4957万株。
値上がり銘柄数は238、値下がり銘柄数は326となった。
個別では、テラ、岩塚製菓、東北新社、セリア、フライングガーデンなど29銘柄が年初来安値を更新。エヌアイシ・オートテック、データ・アプリケーション、ビーマップ、石垣食品、日邦産業が売られた。
一方、ラック、イボキン、ワークマン、スターツ出版、エムティジェネックスが年初来高値を更新。日特エンジニアリング、ナビタス、元旦ビューティ工業、santec、ANAPが買われた。
