日経ジャスダック平均は6日続落、投資家心理が悪化

日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比17円29銭安の3481円58銭だった。米中両国による通商摩擦への警戒感が払しょくされないなか、買い見送りムードが強まっている。前日は、米中貿易摩擦の激化などを懸念し、日経平均が大幅に反落し、投資家心理が悪化するなか、リスクオフの動きが新興市場にも波及した。
新規株式公開(IPO)の集中期を迎え、IPO株の購入資金に充てるための換金売りも一部で出ているとの指摘があった。
市場では、相場全体が軟調に推移するなかで新規の資金を株式市場に投入する投資家は少なく「IPOに備えた換金売りの圧力が高まりやすい」との声が聞かれた。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で327億円、売買高は5901万株。
値上がり銘柄数は202、値下がり銘柄数は397となった。
個別では、タカギセイコーがストップ安。インターライフホールディングス、nms ホールディングス、シイエム・シイ、シベール、カイカなど103銘柄は年初来安値を更新した。アイ・ピー・エス、ビジョナリーホールディングス、フジタコーポレーション、シンデン・ハイテックス、ホロンが売られた。
一方、大村紙業がストップ高。ミクロン精密は年初来高値を更新した。秋川牧園、コックス、文教堂グループホールディングス、環境管理センター、夢の街創造委員会が買われた。

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