日経ジャスダック平均は6日続落、投資家心理が悪化

日経ジャスダック平均株価は6日続落した。終値は前日比21円79銭安い3914円34銭となった。
イタリアなど欧州の政局不安を受け、29日の主要株式市場で相場が軒並み下落したことで投資家心理が悪化した。個人投資家が好材料の出た銘柄を物色する流れは健在で、下落率は日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)と比べて限定的だった。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で724億円、売買高は1億5457万株だった。値上がり銘柄数は179、値下がり銘柄数は461となった。
 
個人投資家は新興銘柄を信用取引する際に「東証1部の主力株を担保にしていることが多い」。市場では主力株の先安観から、いったん新興市場でもポジションを解消する売りが出たとの見方もあった。
 
個別では、シンクレイヤ、燦キャピタルマネージメント、ヒップ、クルーズ、nms ホールディングスなど68銘柄が年初来安値を更新。セキュアヴェイル、エン・ジャパン、ベクター、スペースシャワーネットワーク、リーダー電子が売られた。
 
一方、やまねメディカル、地域新聞社、共同ピーアールがストップ高。日本マクドナルドホールディングス、アトムリビンテック、アイル、ティビィシィ・スキヤツト、ジャストプランニングなど11銘柄は年初来高値を更新。豊商事、麻生フオームクリート、アール・エス・シー、岡藤ホールディングス、Shinwa Wise Holdingsが買われた。

 

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