日経ジャスダック平均は6日続落した。前日比7円48銭安い3298円96銭と、きょうの安値で取引を終えた。6月3日以来約3カ月ぶりの水準となった。
世界景気の先行きへの不透明感がくすぶるなか、ハーモニックやマクドナルドなど主力株を中心にリスク回避の売りが出た。
トランプ米政権が半導体メモリーなど約1100億ドル分の中国製品を対象に「制裁関税第4弾」の発動を9月1日に控え、米中貿易摩擦の激化懸念から積極的な売買が手控えられている。
市場からは「値動きがなく利ざやが取りにくいため、新規資金が新興市場に入らず、ジリ安基調を招いている」との指摘が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で262億円、売買高は5775万株だった。
値上がり銘柄数は233、値下がり銘柄数は365となった。
個別では、ルーデン・ホールディングス、守谷商会、テラ、アルバイトタイムス、ヒューマンホールディングスなど30銘柄が年初来安値を更新した。太洋物産、アテクト、ニックス、カルナバイオサイエンス、地域新聞社が売られた。
一方、ポラテクノ、平山ホールディングスがストップ高となり、麻生フオームクリート、新都ホールディングスは一時ストップ高となった。ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、エスイー、デイトナ、サンリン、理研グリーンなど7銘柄は年初来高値を更新した。ヤマウ、アイ・ピー・エス、北川精機、ストライダーズ、こころネットが買われた。
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