日経ジャスダック平均株価は6日続伸した。終値は前日比4円15銭高い3508円39銭だった。2月26日以来およそ4カ月ぶりの高値を付けた。
寄り付きのジャスダック市場は続伸してスタートしたものの、ナバロ米大統領補佐官が「中国との通商協議は終わった」と発言したことで、東証1部市場が急落し、個人投資家のリスクセンチメントが急速に悪化し、ジャスダック市場もマイナス圏へと急落となる場面があった。その後、ナバロ補佐官が発言を否定したことや、トランプ大統領が中国との交渉は壊れていないと発言したことで日経平均は急反発し、ジャスダック市場もプラスに転じて取引を終了している。
国内の経済活動が再開に向かい、景気回復につながるとの期待から好材料の出た銘柄に買いが入った。KeyHやテイツーが上昇したほか、子会社がEC(電子商取引)向け画像切り抜きシステムを開発したと発表したANAPは制限値幅の上限(ストップ高水準)まで買われた。半面、テラやマクドナルド、ワークマンは下落した。
商いが多く、売買代金は2年4カ月ぶりの高水準となる1315億円(概算)、売買高は5年半ぶりの高水準となる4億2745万株だった。
ジャスダック市場では。値上がり銘柄数は320、値下がり銘柄数は283となった。
個別ではグッドライフカンパニー、ANAP、不二ラテックス、テイツー、GFAなど6銘柄がストップ高。ジェイホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、三東工業社、マックスバリュ九州、パピレス、ケイブなど22銘柄は年初来高値を更新。フォーバル・リアルストレート、KeyHolder、燦キャピタルマネージメント、ポエック、ジャパンシステムが買われた。
一方、メディアリンクス、サンオータス、アプライド、テラ、No.1が売られた。
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