日経ジャスダック平均株価は6営業日ぶりに反落した。終値は前日比14円15銭安い3942円97銭だった。
米国市場が下落した流れを引き継ぎ、ジャスダック平均は反落でスタートした。寄り付き後は、半導体関連銘柄やEV関連銘柄が徐々に下げ幅を縮小し相場を下支えしたが、巣籠り関連銘柄が下げ幅を拡大し、相場の上値を抑えジャスダック平均は本日の安値付近で取引を終了した。
国内での新型コロナウイルス感染者数増加を受けて一部自治体が緊急事態宣言の再発令の要請を検討するなか、経済活動に制限が強まるとの見方から売りが膨らんだ。
市場では「これまでジャスダック平均は日経平均と比べて指数の戻りが鈍く、売りの圧力も小さかった」との声も聞かれた。
出前館や高度紙、ハーモニックが下落した。半面、ナガオカやネクスウェア、シンバイオは上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で748億円、売買高は9430万株だった。値上がり銘柄数は197、値下がり銘柄数は419となった。
個別ではシダー、出前館、ピクセルカンパニーズ、アマガサ、ホリイフードサービスなど18銘柄が年初来安値を更新。地域新聞社、ズーム、エスケーエレクトロニクス、ランシステム、ニッポン高度紙工業が売られた。
一方、ネクストウェアがストップ高。イメージ ワン、ナガオカは一時ストップ高と値を飛ばした。ETSホールディングス、フジコー、昭栄薬品、田中化学研究所、日本エス・エイチ・エルなど22銘柄は年初来高値を更新。テーオーホールディングス、山大、買取王国、倉元製作所、大日光・エンジニアリングが買われた。
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