日経ジャスダック平均は5日続落、政治不信

 
日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前週末比41円42銭安い3960円62銭となった。
前週からの日本株の急落の背景は、どうも外部環境の不透明感だけでは説明できない気がする。日経平均が、菅元首相の退陣表明を受けてからの上昇幅のほとんどを吐き出してしまってきていることを踏まえれば、8月末以降の日本株独歩高を生んできた「日本政治への期待」がはく落してしまったことが一つの要因と考えられる。
米国の債務上限問題など海外要因よりは、こうした日本政治に対する海外勢の見方の変化によるものと捉えた方が適切な気がしてならない。
ワークマンやフェローテク、ウエストHDが下落した。半面、出前館やテイツー、ハーモニックは上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で361億円、売買高は5784万株。値上がり銘柄数は201、値下がり銘柄数は380となった。
 
個別では、地域新聞社、ミューチュアル、テリロジー、菊池製作所、システム ディなど22銘柄が年初来安値を更新。アジアゲートホールディングス、壽屋、ケイティケイ、イメージ ワン、SEMITECが売られた。
 
一方、暁飯島工業、博展、アルテ サロン ホールディングス、石光商事、LAホールディングスなど12銘柄が年初来高値を更新。山大、CSSホールディングス、ニックス、SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ、KYCOMホールディングスが買われた。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次