日経ジャスダック平均株価は5日続伸した。終値は前日比4円31銭高い4027円15銭だった。
主要株価3指数が揃って上昇した米株式市場を受け、ジャスダック平均は上昇してスタート。ただ、日経平均が寄り付き直後に失速し、マイナス圏に転落するとジャスダック平均も上げ幅を縮小、前日終値付近でのもみ合い展開となった。その後は、日経平均の戻りが鈍く上値の重さが強烈に印象付けられる形となる中、幕間つなぎの物色が集まり、再度上げ幅を拡げる展開となった。
シンバイオやフェローテク、ウエストHDが上昇した。半面、ハーモニックやMipox、アンビスHDは下落した。
騰落銘柄数では値下がりした銘柄の方が多かったが、個人投資家から人気の高い少数の銘柄に買いが集まり、株価指数は底堅かった。
市場関係者は「東証1部の大型株は上値が重く、値動きの軽い新興企業株に個人の資金が集まっている」と指摘していた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で893億円、売買高は9408万株だった。値上がり銘柄数は233、値下がり銘柄数は366となった。
個別ではトレードワークス、シンバイオ製薬、CAPITA、ムラキ、GFAがストップ高。サンオータスは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、湖池屋、LAホールディングス、ランドネット、エスイーなど21銘柄は年初来高値を更新。壽屋、ガーラ、田中化学研究所、CSSホールディングス、セレスポが買われた。
一方、オールアバウト、エフティグループ、ナフコ、ジェーソン、オーシャンシステムなど33銘柄が年初来安値を更新。イー・ロジット、セプテーニ・ホールディングス、Mipox、KYCOMホールディングス、プロルート丸光が売られた。
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