日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比11円79銭安い3448円95銭となった。
米中貿易摩擦の再燃への警戒感が高まり、新興株市場でも投資家心理が弱気に傾いた。中国関連と位置付けられるハーモニックは前日に7%超下落したが、きょうも売りが続いている。
一方、市場では「主力の東証1部市場を敬遠した投資家が好決算など個別に材料のある中小型株などに物色の矛先をシフトさせた」との指摘も聞かれ、売り一巡後はジャスダック市場を含む新興市場に短期資金が流入するだろう。
ジャスダック市場の売買代金は概算で236億円、売買高は5783万株。値上がり銘柄数は166、値下がり銘柄数は392となった。
個別では、ケアサービス、ナフコ、クリエイト、ありがとうサービス、ワイエスフードなど16銘柄が年初来安値を更新。タツミ、ミサワホーム中国、カイノス、安江工務店、大塚家具が売られた。
一方、環境管理センターが一時ストップ高と値を飛ばした。アクシーズ、ETSホールディングス、fonfun、Shinwa Wise Holdings、銚子丸など14銘柄は年初来高値を更新。ベクター、ハビックス、岡本硝子、大成温調、ジョルダンが買われた。
