日経ジャスダック平均株価は5日ぶりに反落した。終値は前日比35円34銭安い3453円10銭だった。
前場から、日経ジャスダック平均など指数が上伸した一方で、値下がり銘柄数が値上がりを大幅に上回っており、地合い自体は良好とは言えなかった。このため市場心理の悪化に伴い、資金の逃げ足も速まった格好だ。
円高の進行や急ピッチな上昇の反動から日本株全体が下げるなか、上昇を続けてきた新興市場でも利益確定売りが優勢となった。
テラ、ワークマン、ハーモニックは下落。コックス、マクドナルド、テリロジーは上昇した。10日に決算発表したOSGコーポは制限値幅の上限(ストップ高)水準、大引けで配分された。
ジャスダック市場の売買代金は概算で828億円、売買高は2億5207万株だった。値上がり銘柄数は120、値下がり銘柄数は523となった。
個別ではタツミがストップ安。オーケー食品工業は年初来安値を更新。ムラキ、ヤマト・インダストリー、ウルトラファブリックス・ホールディングス、ウェッジホールディングス、エコミックが売られた。
一方、ANAP、OSGコーポレーション、浜木綿、コックスがストップ高。テリロジー、ナビタス、NKKスイッチズは一時ストップ高と値を飛ばした。B-R サーティワンアイスクリーム、フォーサイド、オールアバウト、日本マクドナルドホールディングス、セリアなど17銘柄は年初来高値を更新。アイフリークモバイル、コーユーレンティア、テクノクオーツ、ニッパンレンタル、ミアヘルサが買われた。
