日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前週末比92円08銭高い3387円00銭となった。前週まで株価が急落した反動で、ワークマンなど時価総額の大きい主力銘柄を中心に個人投資家を中心とした自律反発狙いの買いが入った。
日銀の緊急談話を受け、日経平均株価が上昇に転じたのも新興市場の相場を支えた。ただ市場では「新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され1~3月期の業績下振れ観測は強く、個人の買いは一時的」との見方もあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で382億円、売買高は8104万株。
値上がり銘柄数は529、値下がり銘柄数は121となった。
個別では、シンクレイヤ、応用技術、イワブチ、AKIBAホールディングス、ホロンがストップ高。fonfun、ジェイテック、リーダー電子は一時ストップ高と値を飛ばした。新コスモス電機など2銘柄は昨年来高値を更新。日本テレホン、アマガサ、リバーエレテック、大和コンピューター、札幌臨床検査センターが買われた。
一方、城南進学研究社が一時ストップ安と急落した。藤田エンジニアリング、高橋カーテンウォール工業、ヒップ、成学社、きょくとうなど120銘柄は昨年来安値を更新。メディカル一光グループ、マツモト、興研、シンバイオ製薬、出前館が売られた。
