日経ジャスダック平均株価は4日続落した。終値は前日比25円53銭安の3945円92銭。
東証1部上場のマネックスG株とソフトバンクG株に個人投資家の関心が集中し、「新興企業市場から投資資金が吸い取られた」という。
シリア情勢の緊迫化や国内政治の不透明感を嫌気し、投資家心理が悪化。個人投資家を中心に運用リスクを回避する目的で売りを出した。
ラクオリアやセルシードなどバイオ関連に値下がりが目立った。事業基盤が比較的弱いバイオは将来期待を手掛かりとして買われるため、心理が悪化した局面で大きく下げる傾向があるという。
ジャスダック市場の売買代金は概算で688億円、売買高は1億2515万株だった。
値上がり銘柄数は223、値下がり銘柄数は422となった。
個別では、日本電技、きょくとう、ACKグループ、ハピネス・アンド・ディ、ハウスコムなど19銘柄が年初来安値を更新。ANAP、ワンダーコーポレーション、ジャストプランニング、イメージ情報開発、ランシステムが売られた。
一方、サムシングホールディングス、太洋工業、ニューテックがストップ高。鉱研工業は一時ストップ高と値を飛ばした。夢テクノロジー、仙波糖化工業、大森屋、銚子丸、プロパストなど15銘柄は年初来高値を更新。東京日産コンピュータシステム、ジェイホールディングス、シグマ光機、和弘食品、内外テックが買われた。
