日経ジャスダック平均株価も4日続落した。終値は前週末比55円19銭(1.40%)安い3893円52銭と、約3カ月ぶりの安値だった。
新たに検出された新型コロナの南ア変異株が世界経済の回復を損ねるとの懸念にアジアや欧州市場の流れを継いで大きく下落。短縮取引で参加者が限られる中、終日安値を探る展開となった。
日経平均が時間外の米株価指数先物の上昇にも支えられ、前引けにかけてじりじりと下げ幅を縮める動きが続くと、ジャスダック平均も同様な展開となった。しかし、後場では岸田首相が30日から全世界の外国人の新規入国を原則停止すると報道されたことが重しとなり日経平均が一転売り優勢の展開に、ジャスダック平均も連れ安となって大幅に下げ幅を拡げ、ほぼ安値引けとなった。
シンバイオやマクドナルド、ウエストHDが下落した。半面、フェローテクや東映アニメは上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で649億円、売買高は8539万株。値上がり銘柄数は115、値下がり銘柄数は534となった。
個別ではランドネットが一時ストップ安と急落した。ルーデン・ホールディングス、インターライフホールディングス、麻生フオームクリート、テノックス、クルーズなど135銘柄は年初来安値を更新。ジェイテック、日本エマージェンシーアシスタンス、nms ホールディングス、アストマックス、アズジェントが売られた。
一方、アミタホールディングス、ジーダット、中京医薬品がストップ高。ランシステムは一時ストップ高と値を飛ばした。菊水電子工業、芝浦電子、光・彩など4銘柄は年初来高値を更新。テラ、シーズメン、重松製作所、不二硝子、ウィザスが買われた。
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