日経ジャスダック平均は4日続落、およそ3カ月ぶりの安値

日経ジャスダック平均は4日続落した。前週末比22円97銭安い3308円95銭と、この日の安値で終えた。6月4日以来、およそ3カ月ぶりの安値となった。
米中貿易摩擦の再激化により、先週末の米国市場は主要3指数そろって大幅下落した。報復関税合戦によるリスクオフムードの再来で、為替も朝方の寄り付き前は1ドル=104円台半ばと大幅な円高とった。こうした背景のもと、日本株式市場も全面安商状でスタートするなか、ジャスダック市場も個人投資家のリスク回避姿勢が強まり、幅広い銘柄に売りが広がった。ハーモニックやユニバーサル、セリアなど時価総額上位銘柄など主力株を中心に売りが先行した。

一方、株価材料の出た銘柄や米中摩擦の影響を受けにくいとされる銘柄には、個人投資家など短期筋の買いが入った。前期の連結純利益の上方修正を発表したウチダエスコが堅調だったほか、レアアース(希土類)関連銘柄としてアサカ理研が買われた。
下落率は日経平均の下落率(2.17%)より小幅にとどまった。

ジャスダック市場の売買代金は概算で278億円、売買高は5493万株だった。
値上がり銘柄数は144、値下がり銘柄数は454となった。
 
個別では、ルーデン・ホールディングス、クルーズ、ジェイテック、ナフコ、日本プリメックスなど46銘柄が年初来安値を更新した。キタック、クラスターテクノロジー、平山ホールディングス、メイコー、スーパーバリューが売られた。
 
一方、アテクト、太洋物産がストップ高となった。アルテ サロン ホールディングス、エフアンドエム、トライアイズ、ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング、メディキットなど6銘柄は年初来高値を更新した。コスモスイニシア、アクサスホールディングス、テリロジー、第一商品、日本フォームサービスが買われた。
 

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