日経ジャスダック平均株価は続伸し、午前の終値は同28円13銭高の2984円12銭だった。
前日の米国株式市場は、新型コロナウイルスの拡大について、感染症の専門家が「来週以降に転換点を迎える」と述べたと伝わり、投資家心理が改善し大幅高となった。短期的な値動きに着目する個人投資家が、好材料の出た銘柄や新型コロナの業績への悪影響が相対的に小さいと見込まれる銘柄に買いを入れた。
ワークマンやテリロジーが上昇した。半面、リプロセルやハーモニック、中京医薬は下落した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で272億円、売買高は7380万株。
値上がり銘柄数は431、値下がり銘柄数は151となった。
個別では、新型コロナの対応薬を米エール大学と共同で臨床試験を開始すると8日に発表したメディシノバ・インクがストップ高。テリロジー、大村紙業、ビーマップ、大谷工業、中央化学など6銘柄は一時ストップ高と値を飛ばした。ズームは年初来高値を更新。ながの東急百貨店、ヤマト・インダストリー、パシフィックシステム、栄電子、SEMITECが買われた。
一方、メディカル一光グループ、エイケン工業、ジーエフシーが年初来安値を更新。買取王国、セキチュー、フェスタリアホールディングス、あさくま、テインが売られた。
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