日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比2円52銭安い3999円99銭だった。
2日の米株急落を受けて投資家心理が悪化し、東京株式市場でも新興企業株に売りが出た。外国為替市場の円高進行で、海外に事業展開する銘柄が下げた。ただ業績成長が期待できる銘柄には買いが入り、大引けにかけてジャスダック平均は上げに転じる場面があった。
市場関係者からは、「最近の新規株式公開(IPO)銘柄に売り買いが集中したほか、値動きの良い材料株が買われて全体を支えた」との見方が出ていた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で753億円、売買高は1億1125万株だった。
値上がり銘柄数は238、値下がり銘柄数は412となった。
個別では、日本電技、常磐開発、滝沢ハム、カネ美食品、フジオフードシステムなど22銘柄が年初来安値を更新。ニチダイ、オートウェーブ、レカム、地域新聞社、日本一ソフトウェアがり売られた。
一方、三光産業、サカイホールディングスが一時ストップ高と値を飛ばした。ヒューマンホールディングス、イメージ ワン、買取王国、ANAP、デュアルタップなど24銘柄は年初来高値を更新。カイノス、サンオータス、富士ソフトサービスビューロ、ODKソリューションズ、アイレックスが買われた。
