日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反発した。終値は前日比63円85銭高い3442円69銭だった。
米連邦準備理事会(FRB)の社債購入を通じた資金供給策や日銀が現状維持を決めた大規模緩和策が投資家心理の支えになり、同日の日経平均株価が大幅上昇。新興市場でも個人の投資意欲が上向き、時価総額上位銘柄やこのところ売りが目立ったバイオ関連に買いが入った。
テラやワークマンが上昇したほか、子会社がクラウドファンディングの新サービスを始めると発表したサムライJPは一時、ストップ高水準まで買われた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で820億円、売買高は2億8081万株だった。
値上がり銘柄数は552、値下がり銘柄数は89となった。
個別では、イナリサーチ、ネクスグループ、日本フォームサービスがストップ高。ジョルダン、SAMURAI&J PARTNERSは一時ストップ高と値を飛ばした。オールアバウト、セリア、アプライド、グリムス、レカムなど16銘柄は年初来高値を更新。リバーエレテック、ブロードバンドセキュリティ、五洋インテックス、ベクター、チエルが買われた。
一方、ストライダーズが年初来安値を更新。メディシノバ・インク、OSGコーポレーション、京極運輸商事、コックス、テインが売られた。
