日経ジャスダック平均は3日続落、小幅なレンジ内の動き

日経ジャスダック平均は3日続落した。前日比0円83銭安い3356円96銭だった。
米中貿易摩擦の過度な懸念が後退し、NYダウの反発、日経平均の上伸など外部環境の好転を背景に、新興市場にも買いが波及し、ジャスダック平均も上昇スタートした。
ただ、為替が1ドル=106円台半ばと前日比で1円近く円安方向に振れていたこともあり、その後は個人を含む投資家の関心は主力の東証1部市場に向かってしまい、朝方の買い一巡後は徐々に下げはじめた。結局、後場は小幅なレンジ内の動きにとどまり、結果的には前日比で小幅にマイナスで取引を終えた。

個人投資家が主導する材料株の物色が目立ち、セプテニHDなど直近上昇していた銘柄や、EAJなど決算発表が悪材料視された銘柄に売りがやや優勢だった。
 
市場からは、「お盆休みシーズンで個人投資家の新興銘柄の物色は限られた」との声もあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で298億円、売買高は4629万株だった。
値上がり銘柄数は324、値下がり銘柄数は270となった。
 
個別では、守谷商会、サンユー建設、クルーズ、テラ、プラネットなど20銘柄が年初来安値を更新した。日本エマージェンシーアシスタンス、パシフィックシステム、やまねメディカル、ユニマット リタイアメント・コミュニティ、翻訳センターが売られた。
 
一方、ライフフーズが一時ストップ高となった。ホーブ、ヒビノ、ULSグループ、エムケイシステム、菱友システムズなど8銘柄は年初来高値を更新した。Nuts、不二精機、UTグループ、日本一ソフトウェア、ユニバーサル園芸社が買われた。
 

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