日経ジャスダック平均は3日続落、売りが先行

日経ジャスダック平均は前週末比47円58銭安の3877円45銭と3日続落。
中国で多発する新型肺炎の拡大懸念により、日経平均株価が大幅続落し、新興企業市場でも売りが先行した。新型肺炎の感染拡大でリスク回避のムードが広がっている。個人投資家はマスクメーカーなど新型肺炎関連銘柄や好業績銘柄などへの物色を続けているが、相場を押し上げる力はない。東証1部の大型株が大幅に下げるなか、ハーモニックなど外需関連の売りが目立った。一方、個人投資家の資金が新型肺炎の関連とされる銘柄に向かい、商いは膨らんだ。
 
市場関係者からは「投資家からすれば、今無理に買う理由はなく、当面は下げ相場になる」との指摘も聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で819億円と、2018年10月18日以来の高水準だった。売買高は1億511万株だった
値上がり銘柄数は102、値下がり銘柄数は551となった。

 
個別では、クリエアナブキがストップ安。極楽湯ホールディングス、スーパーバリュー、フジタコーポレーション、フィスコ、メディシノバ・インクなど8銘柄は昨年来安値を更新。中央化学、メディアリンクス、東京貴宝、メイコー、セレスポが売られた。
 
一方、大木ヘルスケアホールディングス、カイノス、中京医薬品、免疫生物研究所、興研など7銘柄がストップ高。ミヤコ、大日光・エンジニアリング、カーメイト、太洋物産は一時ストップ高と値を飛ばした。第一建設工業、佐藤食品工業、ハビックス、クリエアナブキ、イマジニアなど21銘柄は昨年来高値を更新。重松製作所、札幌臨床検査センター、リプロセル、エイアンドティー、ASIAN STARが買われた。
 

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