日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比217円98銭安い2737円90銭となった。
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、世界経済の下押し警戒感から東証1部の主力銘柄が急落。新興市場でも個人投資家の投資意欲が減退し、時価総額が大きい銘柄を中心に信用取引の追い証を回避する目的での売りが優勢となった。
新型コロナウイルス感染症に収束の兆しがみえるまでは、「行き着くとこまで下げる可能性もある」との指摘もあり、下値不安感が日に日に高まっている。
ジャスダック市場の売買代金は概算で316億円、売買高は8254万株。値上がり銘柄数4に対し、値下がり銘柄数が682と、全面安商状となった。
13日にマザーズ市場に上場したリグアは9時4分、公募・売り出し価格(公開価格、1950円)を40円(2.1%)下回る1910円で初値をつけた。前引け時点では1835円と初値を4%下回った。
同日、同市場に上場したフォースタは9時12分、公開価格(1770円)を142円(8.0%)下回る1628円で初値をつけた。前引け時点では1744円と、初値を7%上回った。
個別では、幼児活動研究会、シンデン・ハイテックス、テリロジー、小倉クラッチ、寺崎電気産業など13銘柄がストップ安。ヒューマンホールディングス、グッドライフカンパニー、アプライド、ハピネス・アンド・ディ、ANAPなど25銘柄は一時ストップ安と急落した。アクシーズ、ホーブ、ベルグアース、ルーデン・ホールディングス、安江工務店など488銘柄は昨年来安値を更新。ワイエスフード、OSGコーポレーション、ユビテック、日本色材工業研究所、セレスポが売られた。
一方、メディシノバ・インク、アトムリビンテック、平賀、第一建設工業が上昇した。
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