日経ジャスダック平均は3日続落、個人投資家の心理が悪化

日経ジャスダック平均株価は大幅に3日続落した。終値は前日比65円46銭安の3371円08銭と、連日で年初来安値を更新した。
米株式相場の急落の流れを引き継いで日経平均株価が大幅安となり、個人投資家の心理が悪化。新興株市場でも時価総額が大きい銘柄を中心に売りが膨らんだ。
市場では「19日のソフトバンク(1部、9434*J)上場に備え、(投資資金確保のための)換金売りを出す個人投資家も多かった」との声が聞かれた。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で572億円、売買高は9888万株だった。値上がり銘柄数は71、値下がり銘柄数は603となった。
 
この日新規上場した建築構造物の解体工事などを手掛ける田中建設工業は、午前に公募・売り出し価格(公開価格、2400円)を7.1%上回る2570円で初値を付けた。その後は利益確定の売りに押され、終値は初値を6.7%下回る2399円だった。
 
個別では、システムズ・デザイン、システム ディ、ジャストプランニング、ムラキ、プリントネットがストップ安。ツクイスタッフは一時ストップ安と急落した。ホーブ、インターライフホールディングス、シンクレイヤ、ミサワホーム中国、シード平和など259銘柄は年初来安値を更新。シベール、細田工務店、ウェッジホールディングス、ソフィアホールディングス、グッドライフカンパニーが売られた。
 
一方、ワイエスフード、フジタコーポレーション、タカギセイコーがストップ高。テノックスは一時ストップ高と値を飛ばした。日本エマージェンシーアシスタンスは年初来高値を更新。東京日産コンピュータシステム、エムティジェネックス、秋川牧園、市進ホールディングス、シイエム・シイが買われた。

 

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