日経ジャスダック平均株価は3日続落した。終値は前日比172円10銭安い2783円78銭と、2017年1月17日以来およそ3年2カ月ぶりの安値をつけた。
新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化懸念を背景に、世界的な株安連鎖の流れが波及。個人投資家のマインドも大きく悪化し、ほぼ全面安の展開となった。
信用取引の追い証を回避する目的での売りも出た。後場に東証1部の主力銘柄が下げ渋ると、新興市場でも一部に自律反発の買いが入った。
株式相場の不安定さは否めないが、「買い場を探り始めている投資家も存在する」との声が上がっていた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で578億円、売買高は1億4242万株だった。値上がり銘柄数は23、値下がり銘柄数は660となった。
個別では、グッドライフカンパニー、テリロジー、小倉クラッチ、ソフィアホールディングス、コーユーレンティアなど8銘柄がストップ安。藤田エンジニアリング、幼児活動研究会、ヒューマンホールディングス、アプライド、シンデン・ハイテックスなど38銘柄は一時ストップ安と急落した。アクシーズ、ホーブ、ベルグアース、ルーデン・ホールディングス、インターライフホールディングスなど502銘柄は昨年来安値を更新。ANAP、セレスポ、OSGコーポレーション、五洋インテックス、ユビテックが売られた。
一方、メディシノバ・インク、JALCOホールディングス、アルファ、MICS化学、秩父鉄道が買われた。
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