日経ジャスダック平均株価は3日続落した。終値は前日比17円40銭安の3588円48銭だった。
米株安を背景に日経平均株価が大幅に下げ、新興企業株に対しても個人投資家のリスク回避姿勢も強まり、売りが波及した。好業績を発表した銘柄には見直し買いも入り、ジャスダック平均は、朝安後はじりじりと下げ幅を縮める展開だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で706億円、売買高は1億750万株だった。
値上がり銘柄数は167(スタンダード159、グロース8)、値下がり銘柄数は457(スタンダード430、グロース27)、変わらずは46(スタンダード45、グロース1)。
個別では、上期の損益が赤字に転落したチエルがストップ安。常磐開発、神田通信機、UTグループ、nms ホールディングス、シイエム・シイなど34銘柄は年初来安値を更新。前日にストップ安まで売られたメイコーも17%安と大幅続落した。グリムス、上期営業損益が黒字に転換したものの進ちょくの悪さが嫌気されたシステムズ・デザインは急反落。このほか、イメージ情報開発、地域新聞社が売られた。
一方、19年9月期の営業利益予想を94%増としたアルファクス・フード・システム、上期の営業利益が大幅増益となったナビタス、ハーバー研究所、日本エマージェンシーアシスタンス、がストップ高。博展、スターツ出版、ユニマット リタイアメント・コミュニティは年初来高値を更新。エスケーエレクトロニクス、小田原機器、ユビキタス AIコーポレーション、ユニバーサルエンターテインメント、菊池製作所が買われた。
