日経ジャスダック平均は3日続落した。前週末比12円78銭安い3437円70銭だった。
東証1部と同様に材料が乏しく、方向感のない相場となった。
中国・上海株安などを受けて日経平均株価が一時下げに転じると、新興市場もやや弱気に傾いた。
前週までに大きく上昇したバイオ関連株に個人投資家による利益確定売りが膨らみ、運用リスクを取る姿勢が後退した。
個人投資家の資金が新興株から材料の出た東証1部の大型株に向かったのも、相場の重荷となった。
市場では「日本の10連休を前に信用取引で買いを入れていた銘柄の持ち高を調整する売りが次第に優勢になっている」との声があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で408億円、売買高は9642万株だった。値上がり銘柄数は230、値下がり銘柄数は363となった。
個別ではKG情報、カルラ、ナフコ、マックスバリュ九州、ハビックスなど21銘柄が年初来安値を更新した。KeyHolder、環境管理センター、幸和製作所、日邦産業、愛光電気が売られた。
一方、タカギセイコーがストップ高となった。ルーデン・ホールディングス、神田通信機は一時ストップ高となった。UTグループ、ソーバル、ベクター、三ツ知、ティビィシィ・スキヤツトなど14銘柄は年初来高値を更新した。ザインエレクトロニクス、シャクリー・グローバル・グループ、IMV、ネクストウェア、イボキンが買われた。
