日経ジャスダック平均は3日続落、ジャスダック銘柄への買いは見送られる

日経ジャスダック平均株価は3日続落した。終値は前日比10円72銭安の3820円57銭だった。
米株安を受けて日経平均が軟調スタートとなるなか、ジャスダック平均も朝方は下げ幅を広げる展開となった。後場に入ると日銀の金融政策変更が伝わり、日経平均は一時プラスに転じるなど方向感に乏しい展開となったが、ジャスダック平均は軟調もみ合いが続いた。

金融政策の変更内容や大型株の動向に注目が集まり、中小型株には関心が向かいづらかったとみられる。
大引け後に予定される東証1部の有力企業の決算発表への関心が高く、ジャスダック銘柄への買いは見送られた。
日銀はきょうまで開いた金融政策決定会合で金融政策の修正を決めた。「発表内容への評価は分かれており、中小型株相場全体への影響は限られた」との声があった。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で445億円、売買高は7646万株だった。値上がり銘柄数は228(スタンダード220、グロース8)、値下がり銘柄数は379(スタンダード350、グロース29)、変わらずは77(スタンダード76、グロース1)。 

 
個別では、テラ、柿安本店、東北新社、ホットマン、東京日産コンピュータシステムなど19銘柄が年初来安値を更新。石垣食品、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング、夢の街創造委員会、テセック、ミサワホーム中国が売られた。
 
一方、テクノクオーツがストップ高。アクサスホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。トシン・グループ、ミューチュアル、GMOペパボ、シノケングループなど5銘柄は年初来高値を更新。エムティジェネックス、愛光電気、豊商事、ハーモニック・ドライブ・システムズ、細谷火工が買われた。

 

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