日経ジャスダック平均株価は小幅に3日続伸。終値は前日比9円19銭高い3451円52銭だった。
方向感の無い海外市場の流れを受けて、ほぼ横ばいでスタートした。その後は、徐々に上げ幅を拡大して推移したが、11時ごろに東京の新型コロナの感染者が230-240人との報道が市場に伝わったことで、投資家心理が悪化し、上げ幅を縮小して午前の取引を終了した。ただ、ジャスダック平均は後場に入り、時価総額上位のワークマンが徐々に上げ幅を拡大したことによって押し上げられ、ほぼこの日の高値付近で取引を終了した。
4連休を控えた利益確定売りも見られたが、好材料の出た銘柄などには買いが入った。
市場では「決算発表の本格化を前に、いったんポジションを手じまう雰囲気が強くなってきた」との指摘があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で532億円、売買高は9982万株だった。値上がり銘柄数は337、値下がり銘柄数は281となった。
個別では、ジョルダン、アイビー化粧品、小田原機器がストップ高。フジプレアム、アイ・ピー・エス、大日光・エンジニアリング、ストライダーズは一時ストップ高と値を飛ばした。田中建設工業、クルーズ、ナフコ、ケイブ、小田原エンジニアリングなど12銘柄は年初来高値を更新。サン・ライフホールディング、コーユーレンティア、東京日産コンピュータシステム、豊商事、大田花きが買われた。
一方、Speee、ぱど、三栄コーポレーションが年初来安値を更新。モーニングスター、ANAP、三相電機、コスモ・バイオ、不二精機が売られた。
