日経ジャスダック平均は3日ぶり反落、手じまい売り

日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比10円58銭安い3449円95銭だった。
新興企業市場は3連休を前に手じまい売りやポジション調整の売りが出て、値下がり銘柄数が多くなった。個別材料が出た銘柄を中心に売りが優勢となった。ハーモニックなど、米中貿易摩擦による業績先行き懸念が改めて意識され、売られた銘柄もあった。
 
「小型株市場全体にとって悪材料が出たわけではない」が、証券会社による投資判断の引き下げや決算の弱さが嫌われた銘柄が商いを伴って大きく値を下げ、株価指数の重しになった。また、新株予約権の発行など需給面の悪材料で急落した銘柄もあった。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で550億円、売買高は1億1293万株だった。
値上がり銘柄数は224、値下がり銘柄数は388となった。
 
個別では、KeyHolder、大塚家具、銀座山形屋は年初来安値を更新した。カンセキ、ソフトフロントホールディングス、タケダ機械、No.1が売られた。
 
一方、旭化学工業が一時ストップ高となった。セーラー広告、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、チエル、SAMURAI&J PARTNERS、オリコンなど16銘柄は年初来高値を更新した。ソフィアホールディングス、メディシノバ・インク、多摩川ホールディングス、トレードワークス、明豊エンタープライズが買われた。
 

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