日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比4円83銭安い3597円66銭だった。
国内外での新型コロナウイルス感染拡大に伴って日経平均は9日ぶりに反落し、ジャスダック市場でも売りに押される銘柄が多かった。
コロナの感染拡大や香川県で4件目の鳥インフルが発見されたことから、医薬品、マスク関連、巣籠り関連銘柄が上昇し相場を下支えしたが、時価総額上位銘柄の値下がりが重しとなり、ジャスダック平均はマイナスで取引を終了した。
上値の軽い銘柄が資金を集める流れが鮮明になった。先駆した銘柄の買い疲れ感もうかがえる。
ジャスダック市場の売買代金は概算で605億円、売買高は9841万株だった。
値上がり銘柄数は218、値下がり銘柄数は406となった。
個別では、新コスモス電機、銀座山形屋、ソレキアが年初来安値を更新。クルーズ、シンクレイヤ、石垣食品、不二ラテックス、大阪油化工業が売られた。
一方、Eストアー、アイ・ピー・エス、HAPiNS、ファミリーがストップ高。不二硝子は一時ストップ高と値を飛ばした。地域新聞社、KVK、SEMITEC、ユーラシア旅行社など5銘柄は年初来高値を更新。中京医薬品、アンビスホールディングス、重松製作所、文教堂グループホールディングス、リプロセルが買われた。
