日経ジャスダック平均は、前週末比26円60銭安い3432円98銭と3日ぶりに反落した。
東証一部の急落、外国為替市場での円高・ドル安から、世界的に株安が連鎖するのではないかとの警戒感により、売りが先行した。
朝方は売りが膨らんだが、午後は下げ幅を縮小する銘柄が多かった。東証1部上場銘柄の94%が値下がりしたのに対して、ジャスダック市場の値下がり銘柄は66%にとどまった。
ジャスダック市場は先週末にかけて上昇基調をたどっていただけに、目先の利益を確保する動きにつながった。ただ、好業績銘柄といった個別材料株には引き続き個人投資家の資金が集まっていた。
市場では、「東証1部の大型銘柄を敬遠して「投資経験の豊富な個人が値動きの良い銘柄を買った」という。
値上がり銘柄数は162、値下がり銘柄数は487となった。
個別では地域新聞社がストップ安となった。
ルーデン・ホールディングス、太洋基礎工業、テノックス、クルーズ、大木ヘルスケアホールディングスなど15銘柄は昨年来安値を更新した。
ハーモニック・ドライブ・システムズ、倉元製作所、ケイブ、クリエアナブキ、栄電子、アクセスグループ・ホールディングスが売られた。
一方、オプトエレクトロニクスがストップ高となった。
マリオン、ナガオカ、サン電子は一時ストップ高なった。創健社、ホウライなど3銘柄は昨年来高値を更新した。
オリコン、共同ピーアール、ワットマン、ザインエレクトロニクス、総合商研が買われた。
